2019/10/03
嬉しいお言葉
宅配便をしていない時期に、1本の電話が入りました。「亡くなる直前まで深野さんのトマトを食べていました。そのトマトのおかげで生き長らえたので、是非棺に1箱入れたいです。」と連絡があり、1箱分選りすぐって送りました。また、「母がガンで流動食しか食べれないので、深野さんのトマトをしぼって食べさせてあげたい。」という近所の人がいて、トマトを渡したそうです。寝ているお母さんの口元にトマトをしぼって飲ませたら、すーっと涙が出てきた、という話があり、驚きとともに、今までやってきて良かったと心から思った瞬間でした。
他にも人とのふれあいとして、毎年地域の中学校5、6校が職業体験の一環で深野さんのビニールハウスへ農業体験をしに、10~15人の生徒がやってきます。生徒たちは日常で得られない体験を通じて、動物植物との触れ合いを持ち、協同作業の喜びや厳しさを実感するのが体験学習の目的と語ってくれました。思い思いの感想をもって、職業体験後にお礼の手紙がたくさんきます。
私の人生は毎年毎年人に世話になることを繰り返し、今につながっている。トマトは人と人とのつながりを作り、感動を作ってくれる。「しあわせのトマト」が人間ネットワークの架け橋になっていることと心の底から感じております。